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2022年 歴史委員会…定例会議事録

■2022年4月度 歴史委員会 定例会議事録
 

日時:20220413日(水)1800ZOOMによるオンライン会議

 出席者:浅川(ZOOMホスト)、犬塚、蒲田、須長、阿部、中澤

 

◆議題-1(各委員のテーマでの発表)

 

犬塚:「江戸期の各地域における下級武士の生活」の内、角館について

 ◎角館の初代領主 芦名義勝が城下町建設の地割を行った。

  ・芦名義勝は秋田藩主佐竹義亘の弟。戦国の名門、芦名家を継承し初代角館芦野氏となる。

  ・芦野家の象徴であった角館城の破却(一国一城制度)に伴い、名家再興の想いも込めて城の

   ない城下町(まちづくり)を行った。

  ・城下町は北と東に山、西に川という自然の要害に守られた場所であり、外からの侵入が

   考えられる南には防衛拠点として社寺群(寺町)を配置した。

  ・武家屋敷と寺町の間には商人町と火除け地を配置。

  ・火除け地の構成は中央に土手、両側に堀・門を配置し防御施設の機能を持たせた。

 *このようにまち全体の防御体制を固め各武家屋敷の外周は板塀、生垣とした。

 ◎角館芦野家が断絶した後、角館の領主となった佐竹北家義隣は京都の公家(高倉家)出身で

  あり、跡取りの義明も公家(三条西家)から正室を迎え、京文化が角館に持ち込まれた。

  ・京文化とともに、シダレザクラが持ち込まれ植栽された。

 

蒲田「江戸旗本屋敷のゾーニングを中心としたエクステリア調査」の一環として

 「江戸東京博物館」が平成22年4月1日~平成25年迄改修の為休館、その前の見学報告

  ・日本橋付近の商家の表店と裏店(使用人の長屋)風景

  ・商家の接客用家屋と庭園の風景

 *模型の出典:江戸図屏風。武州豊嶋郡江戸庄園(ぶしゅうとしまごおりえどのしょうず)

 

中澤:「戦後のエクステリアの歴史」

 エクステリアの仕事場としての戸建て住宅のうち新築住宅の戸数、面積について調べた

  ・新築戸建て住宅の着工戸数の推移(1951~2020まで)

  ・新築戸建て住宅の敷地面積の推移(1978~2018まで)

  ・首都圏一戸建て建売住宅の敷地面積の推移(1955~2019まで)

 

出版についての自由意見

  ・江戸時代の屋敷の資料をどこまで探せるか

  ・「現代のエクステリアに役立つ」の視点が大事

  ・生活の庭として、これまで積み上げてきたものを整理

 

 次回定例会:5月18日(水)18:00~

 

以上

 
 
■2022年3月度 歴史委員会 定例会議事録
 

日時:20220316日(水)1800ZOOMによるオンライン会議

 出席者:浅川(ZOOMホスト)、犬塚、蒲田、須長、伊藤、中澤

 

◆議題-1:活動報告会の反省

・一年間の活動報告としては、中途半端であった。

・各自がそれぞれのテーマで活動している歴史委員会の現状報告としての報告でやむを得ない。

・次回の活動報告会については、その前に今回の反省を踏まえて話し合いをする。

 

 ◆議題-1:活動報告会の反省

浅川:「江戸・明治の武家屋敷から門と塀・柵の歴史を探る」

   今年度は、調査報告済地区も多くなっているので、毎月1~2地区の考察を整理したい。

 

犬塚:「江戸期の各地域における下級武士の生活」

    これまで報告してきた事例のうち、佐倉、松代、知覧、角館の4地区をより具体的な

    問題点を整理した調査を行い、歴史委員会的視点から内容の充実をさせていきたい。

 

蒲田「江戸旗本屋敷のゾーニングを中心としたエクステリア調査」

 〇これまで同様の調査物件の報告がありました。

  今月の調査分(事例-10)今川要作上邸絵図

   屋敷所在地:裏六番町番外40(現在の東京都千代田区三番町、四番町、六番町)

   普請時期:不明 家禄:不明

   敷地間口:10.25間 敷地奥行:30.00間 敷地面積:307.50坪 

        主家面積:83.75坪(築年不明)

 出典:(東京都公文書館所蔵、至文堂 城郭・侍屋敷古図集集成 江戸城II 侍屋敷)

  *屋敷の特徴

   ・間口が狭く、細長い敷地であること。

   ・接客用の座敷前の御庭が狭い。

   ・当家主人御の居間前の庭、家族の居室前などの庭空間が広いこと。

 

 〇来期の目標として

   ・これまで、10物件の旗本屋敷を作図してきたので、もう少し進めながら旗本屋敷の

    ゾーニングの整理をする。

   ・今後は、商家について三井文庫からの資料を調査したい。

 

伊藤:「エクステリア3DCADの歴史」についての調査

    及び「戦後のエクステリアについて」も手伝いたい。

 

中澤:「戦後のエクステリアの歴史」についての来期の目標

   (1)エクステリアの仕事場としての戸建て住宅について

   (2)エクステリア工事関連技能士(ブロック建築、タイル張り、石材施工、左官、造園)

    について

   (3)メーカーの代理店(エクステリ業界にとって、物流機関・コンサル・施工応援部隊等

    他の業界には無い特異な業界)の設立とエクステリアへのかかわり方

   (4)3DCAD(現代のエクステリアにとってなくてはならない存在の3DCAD)の歴史

    と業界での位置

   (5)メディア、各種学校等

 

須長:しばらく休んでいたので、皆さんの話を聞いていたい。

 

◆議題-3:(その他)

   ・定例会は、今まで通りのスタイルで行う。

   ・近い将来(2年後位)、歴史委員会としての第2回目の出版をすべく準備をする。

    ・その内容についても、毎月の定例会の議題として、継続していく。

 

次回定例会は、4月13日(水)18:00~

 

以上

 
 
 
■2022年1月度 歴史委員会 定例会議事録
 

日時:20220126日(水)1800ZOOMによるオンライン会議

 出席者:浅川(ZOOMホスト)、犬塚、蒲田、内田、中澤

 

◆議題:222日)活動報告会について(歴史委員会の報告概要)

①個人テーマ4人の活動を紹介(発表順に記載)

・犬塚:「江戸期の各地域における下級武士の生活(角館・米沢・佐倉・松代・知覧)」について

(内容の説明あり)(委員会の紹介及び司会を含む)

・蒲田:「江戸旗本屋敷のゾーニングを中心としたエクステリア調査」(内容の説明あり)

・浅川:「地方の武家屋敷から郊外住宅のエクステリアへの流れを考える」(当日用資料済)

・中澤:「戦後のエクステリアの歴史」(当日用資料済)

213日までに当日使用する資料を中澤へ送る。⇒その集合資料を中澤から事務局へ送る。

 

蒲田:【江戸旗本屋敷のゾーニングを中心ふとしたエクステリア調査】

事例-9:岡部五郎太郎屋敷の紹介

出典:岡部五郎太郎_絵図

(東京都公文書館所蔵、至文堂 城郭・侍屋敷古図集集成 江戸城II 侍屋敷)

家禄高: 1300

屋敷所在地:新通壱番町102(現在の東京都千代田区麹町界隈)

普請時期: 未確認

特記事項:作図は侍屋敷古図集記載の図面から行った

敷地間口:25.00間(計算値)/CAD作図値31.70

敷地奥行:29.25間(計算値)/CAD作図値29.03

敷地面積:706.05/CAD作図値920.03

主家面積:128.44坪(2階床面積 17.00坪)(図面の掲載は省略)

*屋敷の特徴:この屋敷の原図は、各外部空間がしっかりと塀で区切られている。

 

◆犬塚:【各地方武家屋敷の調査比較するにあたり

《調査の目的》

・全国各地の武家屋敷を知ることにより江戸時代の武家の生活について理解することを目的とし、

弘前、角館、米沢、佐倉、江戸鉄砲百人町、松代、島原、知覧について調査。

《武家屋敷》

・本来武家屋敷とは上級武士が住まう邸宅であったが、それらが消滅した現代、中級・下級武士が住まう。

「侍屋敷」を武家屋敷と呼ぶ。

・上級武士とは100石取り以上を云い、騎乗を認められ知行取り(領地を持ち年貢を徴収)

・中・下級武士とは蔵米取り(切米)で身分に応じた米を支給された。

50石取りの収入

1石〓10斗 10斗✕0.4(46)4斗。精米して35升 幕府は35升を1俵とし

50石は50俵 当時米1俵は約1(現代の金額で約10万円) 故に50俵✕10万〓500万円

・武家屋敷は身分が高いほど主君の居所に近く配置された。

・藩の軍事防災などの理由から位置、形態に違いがある。

《武家の格式》

・武家屋敷は主君から与えられ身分が変われば屋敷も移動した。屋敷には塀・門・式台を構え書院造りの座敷を設けるなど武家の格式が重視された。

《武家の生活》

・江戸時代も中を過ぎると武家の生活は苦しくなり野菜などの自給自足、内職などが行われた。

 

◆中澤【戦後のエクステリアの歴史】

・ハウスメーカーの歴史(各会社の創立年)と時代について

戦後(1948年)の戸建て住宅の着工件数推移のグラフに各社の創立年を記入、その関係性を

見ると1970年代の住宅ブームの前に多くのハウスメーカーが創業開始していて、創業者の先見

性を感じる。

 

(グラフの掲載は省略)

 

次回定例会は、316日(水)1800オンライン会議にて

 2月度は、活動報告会があるため開催しません)

3月度は年度末のため、今年度の活動反省と来季の活動方針、目標などの報告をお願いします。
 

以上